ブロッコリースプラウトの栽培方法、水耕栽培での育て方を3回に分けてお届けします。

1回目はスプラウト栽培専用容器か2層になったザル付きタッパーでの水耕栽培の容器への種まきから発芽までです。

コツやポイント・注意はアイコン付きで掲載しているのでチェックしてみてください。

ブロッコリースプラウトの育て方 種まきから発芽までの目次

1:種を撒く量を決める
2:種を水に浸ける
3:種を撒く
4:発芽までの育て方

一回目はブロッコリースプラウトの育て方を4段階にわけて解説します。

種を撒く量を決めたら発芽しやすいように一晩水に浸けて種を撒きます。

その後の発芽までの育て方、世話の仕方をまとめました。

ブロッコリースプラウトの育て方 種まき(播種)の種の量

ブロッコリースプラウトなどもやし系かいわれ系のスプラウトは日に当てずに茎が伸びた徒長の状態でいただきます。

茎が長くひょろひょろしているので種の量が少ないと7~8cmほどの長さになる前に倒れてしまいます。

しかし種の量が多すぎると種が重なって水が足りなかったり沈んで酸素不足になったりカビが発生したりという問題もあり栽培のスタートにして最初の難関でもあります。

ブロッコリースプラウト 栽培キット 水耕栽培 種まき かいわれブロッコリー スプラウト 種種は水を吸うと膨らむので乾いた状態できれいに平らに撒いてしまうと種が重なってしまいます。

種が水を十分に吸った段階で重ならないことがベストなので種まきの量は乾いた栽培容器に一度種を入れてみてスペースの7~8割くらいを目安に2~3割ほどの隙間を残して決定します。

育て方は違いますが隙間の目安はこのくらいです。

私もなかなかなれませんが最初のうちは撒きすぎたら少し間引くか別の容器に移すのがおすすめです。

種には素手で触らないようスプーンなどを使用して種を容器に移しましょう。

ブロッコリースプラウト栽培 蒔く種の量の決め方

隙間が重要!
容器の栽培スペースの3割くらいは隙間を残して種を撒く
種子を素手で触らない

ブロッコリースプラウトの育て方 種を水に浸ける

ブロッコリースプラウト ブロッコリー スプラウト かいわれ 芽 種 容器 種まき 準備 水 一晩 水耕栽培 浸けるブロッコリースプラウト栽培で種まきを楽にして発芽率を上げるコツは「種を一晩水に浸けること」です。

種に水をしっかり吸わせることで発芽しやすくなります。

またブロッコリースプラウトの小さい種が水を吸って膨らむことで水耕栽培容器の穴から落ちる可能性が減り扱いが楽になります。

一晩といいますが別に夜でなくてもいいので仕事中、家に帰ってから寝るまで等でももちろんOK。

水を入れた時点で浮いた種は霧吹きなどで沈めてから8時間ほど待ちそれでも浮いている種は発芽しないので処分します。

ブロッコリースプラウト栽培 種の準備のポイント

種は一晩水に浸ける
種を水に浸ける時間は8時間~12時間くらいまで
水の量は種の容量の倍以上、多めでOK
長い時間水に浸けすぎると種が死ぬので注意

ブロッコリースプラウト栽培 種を水に浸けるメリット

種を水に浸けない栽培方法もありますが、種を水に浸けた方がメリットがあるように思います。

・発芽に必要な水を十分に確保できる
・種が水を保持しているので乾燥するリスクが少ない
・発芽が早まる

一晩水に浸けていると翌朝には水の中で発芽している種があることもあるのでよく観察してみてください。

ブロッコリースプラウトの育て方 種まき(播種)

栽培容器に種を蒔きます。

といっても水に浸けた種を栽培容器に移すだけです。

ブロッコリーの芽 かいわれブロッコリー スプラウト 栽培 育て方 水耕栽培 容器 種まき 種 発芽 日数 期間種を栽培スペースに流し込みスプーンなどで平らにならします。

一晩水に浸けると一部の種は発芽しているので力を入れすぎると双葉が傷んでしまいますので優しく作業してください。

最初の写真の種が水を吸って膨らんだ様子ですが隙間がほぼなくなり栽培スペース一面に種が広がりました。

種を蒔いたら水を入れますが微調整が必要です。

あらかじめ栽培場所においてから水を入れるため栽培場所に移します。

ブロッコリースプラウトの栽培には20度~25度くらいの気温と光が当たらない場所が必要です。

ブロッコリースプラウト栽培 種まきと水の量のポイント

種をスプーンなどで平らに優しくならす
水を入れる前に栽培場所に移す

ブロッコリースプラウトの育て方 発芽までの育て方と水の量

種を蒔いた翌日~翌々日にはほとんどの種が発芽します。

それまでの育て方ポイントは水・光・気温の3つです。

ブロッコリースプラウト 栽培 発芽 日数 冬 室内 卓上 水耕栽培 時期 期間 日数 コツ・水を切らさない
・光を当てない
・夏はできるだけ25度以下をキープ、冬は数時間でも15度から20度くらいになるように

発芽までの間は種の1/3~1/2が水に浸かるように水の量をこまめに調整します。

種が全て水に浸からないこと、種が乾かないことが重要です。

もしくは根が出るまでは水を入れずにこまめに霧吹きで乾燥を防いでも栽培可能です。

あとはブロッコリーは嫌光性種子といって発芽に光を嫌う種なので日の当たらない場所に置きます

容器に段ボール箱をかぶせるなど簡易的な暗室で十分です。

気温は20~25℃が目安なので冬は暖房の近くなど暖かい場所に夏は涼しい場所に置きます。

冬は日中や暖房が入る夜間など一時的に15度を超えるくらいの室温があれば時間がかかっても発芽します。

ブロッコリースプラウト栽培 発芽までの水の量と育て方のポイント

水の量:
種が全て水に浸からない、種の1/3~1/2が水に浸かっているの2点が目安
調整が難しい場合は水を入れない、もしくは種がわずかに浸かる程度に水を入れてこまめな霧吹きで水やりしてもOK
20~25度の暗いところに置く

これで根と双葉が出てくるのを待ちましょう。